ルンタ・プロジェクトについて

□ルンタ・プロジェクトについて□

(↓建設中のルンタ・ハウス=1999年5月撮影)ルンタ・ハウス(99年5月撮影)
  ルンタ・プロジェクトの「ルンタ(Lung-ta)」とは、チベット語で「風の馬」を意味します。チベットでは「ルンタ」が風に乗って空を駆け、仏の教えを広め、願いを天に届けてくれると信じられています。タルチョー(5色の祈りの旗)にも好んで描かれますし、峠を超えるときに旅の安全を祈り、紙に印刷したルンタをまく習慣もあります。
 ルンタ・プロジェクトは、チベットの人たちの願いが天に届きますように、チベットに平和と自由がありますように――、そんな気持ちを込めて名づけられた、1998年設立の日本人有志による草の根NGOです。

 ルンタ・プロジェクトは、約8000人のチベット難民が住む北インドの町ダラムサラに、教育を受ける機会のない(主に成人の、中国政府により政治思想犯とされた)難民を対象とした自立支援施設「ルンタ・ハウス」を建設、運営しています。シェルター的な一時住居を提供するほか、異郷インドで生活するために必要な英語とチベット語のクラス、縫製技術を学び現金収入につなげるミシン工房、パソコンソフトの扱いを学び就職に結びつけるコンピュータクラス、調理技術を学ぶ厨房とレストランを備え、縫製作品の販売やレストラン経営で収入を得て自立を目指します。
 ルンタ・プロジェクト日本事務局は、現地の活動を日本から支える窓口として、「ルンタ・ハウス」の運営をサポートしたり、現地の状況をダイレクトに伝えながら、チベット難民の現状やチベットの豊かな文化と歴史をお伝えしていきたいと考えています。
 チベットには放置されている問題がたくさんあります。まず知ること、関心を寄せることが解決と平和への第一歩だと信じて。
【ダラムサラオフィス連絡先】
Lung-ta Project
c/o Lung-ta Japanese Restaurant
Jogibara road, Mcleod Ganj,
Dharamsala Distt Kangra 176219,
H.P. INDIA

□9-10-3(グ・チュ・スム)movementについて□

 ルンタ・プロジェクトと協力関係にある現地のNGOが「9‐10‐3(グ・チュ・スム)movement of TIBET」です。
 中国領内で政治活動をしたとして収監された経験を持つ(主に)チベット仏教僧は、中国領に戻れば逮捕されるため、いったん亡命するとチベット本土へ戻ることができません。インドで亡命生活を強いられる僧侶らが中心となって、亡命した政治囚の生活を援助し、中国統治下のチベット仏教寺院内で行われている思想統制(ダライ・ラマを批判するよう強制されるなど)や監舎内での思想犯の扱いの実情などを広く知ってもらおうとネットワークが作られ、1991年ごろからダラムサラに拠点を置いて非政府(NGO)活動を始めました。
 「9-10-3」は、「抵抗活動を続けるチベット人の存在を忘れないために」という趣旨で、チベットで大規模なデモが起きた、1987年9月、1987年10月、1988年3月の、それぞれの月の数字を取って名づけられています。スイスや日本からの支援を受け、これまでに、足踏みミシンの寄付を受けてマクロードガンジ(ダラムサラ中心部)に小さなミシン工房をオープンしたり、チベット国旗や僧衣、タルチョを製作して収入に当てたり、元政治犯の聞き取り調査をして証言集(英語・チベット語・日本語)を発行したりしています。

□ルンタ・ハウスについて□

(↓建設中のルンタ・ハウスの様子=1999年5月撮影)
ルンタ・ハウス(これも99年5月撮影)  1997年12月、現在のルンタ・プロジェクト代表を通じ、「グチュスム」にまとまった金額の寄付がありました。それまでオフィスを持たず寺院の片隅で会議を開くなどしていた「グチュスム」から、事務所設備がほしいと相談を受けて協力する形で(ダラムサラ在住のルンタスタッフは建築士でもあります)、かねてからの夢だった難民シェルター「ルンタ・ハウス」の建設に取りかかりました。
 約60~100人が入所できる施設で、    
  • 現在の縫製工場を拡大した縫製工房
  • 製作した製品を販売するギャラリー
  • 証言集や資料、写真などを集め展示、閲覧できる図書館
  • チベット語、英語を学ぶことができるクラスルーム(亡命チベット人には中国の教育政策のために母語が不十分な人が多いのです。また英語はインドで生きていくために必要です)
  • コンピュータールーム(急速にコンピューターの普及が進んでいるインドでは、パソコン技術を身につけると自立に役立ちます。現地の日本人スタッフが人に教えられる程度の技術を持っているので、wordやエクセルなどのソフトを使えるように指導します。また、ここで簡単な出版物を作成することができるようにします)
  • 日本食レストラン(現地に滞在する日本人の協力を得て、日本料理を中心とした調理の技術を習得してもらい自立につなげます。ルンタ・ハウス内で実習もかねたレストラン設備を作り、収入と雇用の確保を図るとともに、数多く訪れる外国人・日本人旅行者とのコミュニケーションスペースともなります)
――などの設備を備えています。
 建設費用は、土地取得などに予定外の経費がかかり、完成を目前に内装費用などが不足する事態になりました。歌手の浜田省吾さんが1998年12月、故郷の広島市で開いてくださったチベット難民支援コンサートによる支援金などで(浜田さん個人からも多額の援助をいただきました)、ハード(建物)が実現できました。
 しかし、プロジェクトの本旨は建物が完成した後こそ問われるものでもあります。
 ルンタ・ハウスが本部事務所となった「9-10-3」とともに、日本でも「ルンタ」会員の輪を広げ、運営を見守る、息の長い活動を続けていきたいと思います。
 さらにもっと詳しく「ルンタ・プロジェクト」について知りたい、ダラムサラについて知りたいと言う方は、ぜひルンタ・プロジェクトの公式ホームページへお越しください。ダラムサラ在住のスタッフが情報提供をしております。
 インド現地から日本語で発信しているホームページですので、現地情報としても貴重だと思います。

□「ルンタ」日本事務局について□

 ルンタ・ハウス建設が始まり、ダラムサラで有志による「ルンタ・プロジェクト」が立ち上がってから半年後の1998年12月、「日本の窓口が必要だよね」ということになり、日本事務局の連絡先ができました。ルンタ・プロジェクト名義の郵便振替口座の金銭出入管理▽電話や手紙による問い合わせの窓口▽日本国内の他のチベット支援組織との連絡窓口――などの裏方を務めています。

 個人の立場をいうと、ダラムサラのスタッフとの友人関係を基点に、非常に楽しくやっておりますが、「裏ルンタ」がダライ・ラマとルンタ・プロジェクトメンバーこれでいいのかと問われると答えに詰まります。地域的にも孤立しており日常的に手伝ってもらえるスタッフが他にいない個人営業状態というのも、これはいつまで続けられるかわからない危険な状態ですし。また、財政的なものでいえば、「(表)ルンタ」のほうも、定価というものがなくてすべて値切り交渉で進んでいく、さらにすべての局面で平然として賄賂を要求される(平均賃金が低いために賄賂または心づけが前提となっているわけですね)、したがって終わってみるまで何にいくらかかるかわからないという現地インドの事情を抱え、加えて他のNGOと横断的に協力関係にあり、日本のNPO法案が求めるような、あるいは役所が予算を立てて執行するような、きっちりした予算づくりや組織作りは難しいのかもなあ、という感想を持っています。NGOはこれからどこにいくのかを考えながら、「裏るんた」の説明に代えさせていただきます。

【日本事務局連絡先】(2006.4.1現在)
Lung-ta Project JAPAN
〒371-0027 群馬県前橋市平和町1-5-2
1-5-2 Heiwa, Maebashi, GUNMA, zip-3710027
Tel +81-(0)27-234-6399
Fax +81-(0)27-234-6144

□入会申し込みについて□

 ルンタ・プロジェクトは会員からの会費と寄付によって運営されています。会員にはダラムサラ発行のチベット情報誌「ルンタ通信」(現在一時休刊中)、また日本国内のイベント情報(分かった範囲)とか日々のうぞーむぞーを書き散らした「裏ルンタ通信」(随時発行)が届きます。

  会員には、「あまりお金はないけど何をやっているか興味がある」という方向けの「一般会員」(年3000円)、「少しくらいなら余裕があるので多めに資金援助してもいいわ」という方にお願いしている「賛助会員」(年5000円以上お好きな金額を)、また「グループ単位でまとめて申し込むので必要分だけ会報を1か所に送付して欲しい」という会社・団体・グループさん向けの「団体会員」(年会費8000円/会報の必要送付部数をお申し出ください)という3種類があります。たくさんお金を払ったからといっても、何か特典があるわけではありません(すみません)。
会員申し込みは

郵便振替口座 00970‐1‐77810 口座名 ルンタ・プロジェクト

まで、送り主の住所・名前・電話番号、メールアドレス(あれば)を書いて送金してください(郵便局に行くと所定の振替用紙があります)。
 また、もっと詳しい資料を送ってほしいという方は、お名前と住所をこちらまでメールしてください。入会案内や活動記録などの資料を郵送致します。

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