うらるんた製作日記
 2004年01月


2004.01.25 国際協力活動支援セミナー

  仕事の合間を縫って、JICAの「民間国際協力団体活動支援セミナー」に参加。JICA職員の事業説明とNGO理事長の講演会を聴いてきました。

セミナー風景 JICAからは、NGOなど民間団体を対象にした新事業(助成金)「草の根技術協力事業」の説明があり、結論としては「ケースバイケースで対応します」の一言ですむ話をたらたらと40分ほど。東京の人が来て説明するというからなんか力入ってんのかなーと思いきや、栃木、群馬、埼玉、千葉、23区、新潟までを東京事務所がカバーしてるので担当者が出向いたってだけらしい。
 福島県は二本松で、茨城県はつくばで、神奈川県は横浜で、長野県は駒ヶ根で……と、1県1事業所の管轄区域もあるのに、東京都下と4県のNGOをひとからげでは、取り扱い件数が凄いことになってるのでは? と他人事ながら不安に。ま、他人事だけどね。
 小さな規模のNGO活動を「草の根」として支援しようという新事業と聞き「おーそれって私らにぴったり?」と思ったわけですが、その規模たるや「1案件あたり3年以内で事業総額1000万円以下」だそうで、……うふふふ、そのどこが小規模と(略)
 (もっとも、ルンタだってそもそもの2000万円あって初めて始まったものなので、とっかかりとしてはそのくらいなきゃ何もできないというのも分かるんですが)
 ……とにかく、例えば(ルンタであれば)コンピューター&英語クラスなど既に継続して行っている事業であっても申請は可能なのか? など、要項見れば分かることじゃなく、具体的な例を挙げて聞きたいんだよね。官僚然としたおじさんの単調な説明を聞くより(眠くなった)、「総論解説を聞きたい人」「具体的プランがある人」「書類の書き方アドバイザー」などとニーズごとに小部屋に分けた相談会にしてもらえればもうちっと有意義な時間になっただろうな。

 続いて講演会「国際協力団体の運営と事業展開について――実践活動を通して」。
 フィリピンの孤児院を支援するNPO法人理事長が講師。この講師、76年生まれの27歳で、「ボランティア」の一芸入試で大学に入り、卒業後就職せずにNPO理事に……という“ボランティアのエリート”(そんなものがあれば)みたいな経歴を聞き、半分マユツバ状態で聴きに行った私であります。

 ボランティアは「一芸」なのか? 就職せず企業や組織での経験なしに(自分が食うための)NPO法人を作ったその経験を講義されたとして、何を学べと? NPO流行の上澄みに乗っかった、すき間産業で儲ける怪しげなコンサルタントじゃないの? ルンタみたいな兼業NGOは淘汰されろ、ということなのだろうか??
(↑ヒガミ根性バリバリです。普段よほど痛めつけられているんでしょうか。すいません)

 ……とまあ、ITバブルにもてはやされて実力以上に有名になってる20代ベンチャー起業家みたいなの(どういう例えだ)が出てきてダマシのテクニックみたいな話されたら最悪ぅ~、と半身で構えつつ出席したんですが、いやこれが非常に(私にとっては)まっとうなお話でした。

 曰く―― 

  • 組織が発展するかどうかは自己資本をいかに増やすかにかかっている。

  • 日本の社会全体からみると、NGOやNPO自体、まだまだ小さな業界。自分の団体は年間事業費が約4000万円だが、業界全体からみると「中堅」。年間総事業費が1億円を超える団体が全国で20数団体あるかないかで、4000万円程度で「中堅」になってしまう業界はまずほかにない。




茨城で、が、群馬・事務所の群馬は東京事務所の管轄なので感じで総論だけの説明があり(書類見れば書いてあるのだが)、その後講師の講演があって、質疑応答。ところが主催者の仕切りが悪く、また集まっているのが「オレにひとこと言わせろ」的な人たちばかりなもので、意味不明な「老人の主張」を聞かされてほうほうのていで帰ってきました。

とりあえず、群馬県内で県の国際協会が把握している“国際関係団体”は業界がらみや老人クラブ(モンテンルパ協会とかラバウルOB会とか、とにかく戦後処理めいたことをやってる)のようなものが多くあまりお近づきになりたくないということがわかりました。仏教系のミャンマー支援NGOにあいさつしようと思ってたんですが、向こうの都合が悪かったのか、国際協会の呼びかけから漏れていたのか、姿はありませんでした。残念。



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