2002.9.13 よく電話が鳴る日
「あの〜、そちら、□□(私)さんっていらっしゃる?」
「はい、私ですが」
「私ねえ、手紙が届いたので電話してみたんですが、○○の△△(名前)と言いますけど、△△って分かります?」
「ええ、以前ご連絡いただきまして、一度お会いして、活動のことなどお話させていただきました」
「それはいつごろのことでしょうか? いえね、私、母親なんですけどね、娘は最近もそんなところに出入りしていたんでしょうか」
「いいえ、その後私が1年海外に行っておりまして、しばらくご挨拶もできずじまいだったんです。帰国して、活動を再開したというご挨拶も兼ねて連絡させていただいた次第で」(その後彼女が「チベットに行く」と言ったまま行方不明になっていて所在を知りたい、とか、病気で急逝して思い出すのもツライのだ、という展開になるかとビビりつつ返事)
「そうですかー、そうですよねえ、娘はもう東京に行ったっきりでまったく帰ってこなくて(とりあえず元気らしいので一安心)、チベットだか何だか知らないけど、結婚もしませんで、何が面白いんだか、もう……。いえね、昔から優しくて聞き分けの良いよくできた子だったんですのよ。それはもう何不自由なく、蝶よ花よと育てたんです。成績も良くて、東京の、いい大学に進学して……。それがどこで何を間違ったのか、あるいは私の教育が間違っていましたのかしら、中国語を勉強しだしたあたりから、すっかりチベットかなんだか言い出しましてね。娘も2X歳になるのですが、実家にもほとんど寄り付かず、どこで子育てを間違えたのか……(あー愚痴が言いたかったのね、と趣旨了解)上の兄二人はきちんと結婚して、皆近くにいるんですのに……ところであなたお歳は? まあそんなに。ご結婚は? お子様はいらっしゃるの? まあ、そうですわね、お子さんがいたらそれこそチベットどころではなくなりますからねえ、言っちゃなんですが、もうお歳もお歳のようですし、早くご結婚されてきちんと子どもを作られたほうがよろしいんじゃないでしょうかしら。お母様はなんとおっしゃってらっしゃるのか分かりませんけど、まあご理解のあるご家族をお持ちでいらっしゃるのかもしれませんけれども、……とにかく娘が一度帰省したときにチベットだかなんだかのパンフレットを山のように持って来まして、きつく叱ったんですが、聞きもしないんですよ……あんな子ではなかったのに……。チベットの状況もね、いろいろ聞きましたけれども、どれだけひどい状況か何なのか分かりませんけれども、チベットだけ問題にしていても、中国は広いのですから、解決するようなものではないんじゃございませんか? もっとほかのことをなさったほうがよろしいんじゃないんですか? とにかく、チベットのチの字も見るとムカムカして仕方ないんです、私。それなのに、今日も帰ってきたらルンタだかなんだか知りませんけれども、こんなものが届いているし、あの子宛ての手紙ですけどカーッときて、その場で開けてビリビリに破きましたわ、ホホホホホ」
「まぁ……それでどんなやつがこんな手紙を送ってきたのかと思われて、わざわざお電話下さったわけですね。それはご丁寧に、ありがとうございました」
「ほんとですわ! こういうのってもう一切私の目に触れてほしくないんです! どんなにすばらしいことか分かりませんけど、やるなら勝手におやりになって、うちの娘を引きずり込まないでいただきたいんですッ!」(ガチャ)
……、
……△△さん、苦労しているんだろうなあ……(よけいなお世話と思いつつちょっと同情)。
そのほか、28〜29日の「おうみ市民活動屋台村」の問い合わせ▽「広島でチベット仏教と環境問題の講演会があるので証言会のチラシを配る」という電話――など。ありがとうございます。 |